源泉徴収とは?
源泉徴収とは、所得税を給与や報酬から差引き、代わりに税務署に納める事をいいます。
誰しも雇われた事は一度はあると思います。
その際に給与明細に所得税と書かれていたものがあったかと思います。
これが源泉徴収です。
会社はこの給与から天引き(源泉徴収)した所得税を本人の代わりに
税務署に納めなくてはなりません。
また、一定の報酬(税理士やカメラマンなど)についても源泉徴収の必要があります。
簡単な例でいいますと、1万円の請求がきたら、本人に9千円、税務署に1千円払うという事になります。
ここで勘違いしてはならないのは、納める義務があるのはあくまでも支払側なんです。
従業員や税理士が本来払うべき税金なのに、支払側に納税義務があるので、
これを怠ると支払側が税務署からお咎めをくらいます。
罰金まであります。
給与の源泉徴収は忘れる事はないとは思いますが、
一定の報酬についてはそもそも源泉徴収の必要がある報酬なのかそうでないかの
判断が難しいかと思います。
全てを覚えるのは難しいと思いますので、
下記に最低限知っておくべきものを記載します。
源泉徴収の対象になるもの
1:原稿料
2:講演料
3:デザイン費用
4:モデルに支払う報酬
5:芸能人に支払う報酬
6:ホステス、コンパニオンに支払う報酬
7:広告宣伝するために用意した賞金や賞品
8:弁護士や司法書士、税理士などに支払う報酬
9:翻訳、通訳の報酬
10:カメラマンの報酬